ETFコラム

「上場MSCIコクサイ株」と「上場MSCIエマージング株」の開発(便利で、安心して資産運用のツールとして使っていただけるETFの開発へ)

昨今、多くの外国籍ETFが日本に提供されていますが、それらのETFは日本の金融商品取引所に上場していないことから特定の証券会社でしか売買ができないことがあります。また、外貨建てであることから為替取引手数料や売買手数料が割高であったり、確定申告の必要があるなど税務処理が面倒なことがありました。そもそも外国の市場、投資家向けに組成されたものですから、日本の投資家が投資したい国が投資対象から外れるなど日本の投資家に使いにくい場合もありました。日本の投資家を向いた国内籍・日本の取引所に上場しているETFにはこのような不都合なことはありません。

そのため、日本の投資家のための国内籍ETFを早急に開発する必要性を感じていました。中国A株のETF(上場パンダ:2008 年4月設定・上場)の開発の後、資産運用のツールとして不可欠な今回の先進国及び新興国のグローバル株式のETF開発に取り掛かりました。しかしながら世界の証券決済・税制の異なる国々の株式を対象とすると、時差もあり、仕組み作りが一筋縄ではいきません。仕組債や外国籍投信、外国籍ETF、スワップを活用した仕組み等、検討に検討を重ねました。ある仕組みで設定しようとシステム開発も終えて設定準備に入っていたのですが、2008年9月の金融危機でこの仕組みに内在していたリスクが大きいということが明らかになって、一旦開発を断念するということもありました。2009年に入って、新ETF制度(金銭信託型ETF)が導入されることになって、商品組成上の決済に係るハードルが低くなりましたが、税制の問題が残りました。ETFは非上場の投信信託と違って、市場取引を通じて誰(非居住者)でも保有できるところから、この取扱いが難しいところでした。今回の先進国及び新興国のグローバル株式のETFだけでなく、グローバル外債ETF(上場外債)も同じ問題を持っているのですが、様々な運用手法の活用と仕組みを工夫することによって問題解決にあたりました。

また、安心して資産運用のツールとして使っていただけるETFとするために、ファンドの投資状況が把握しやすい仕組みにすることに加え、長期保有に耐えられるコスト水準に抑えられる仕組みとしています。両ETF共に年間の信託報酬料率が0.2625%(税抜き0.25%)程度となっています。これは世界の競合商品にも負けない水準です。

次へ


MSCI-KOKUSAI(エムエスシーアイ・コクサイ)指数とMSCIエマージング・マーケット指数に連動する日本初のグローバル株式指数のETF

資産運用のツールとしてのETFを開発してきました。それは日本初のETFを開発することでもありました。

「上場MSCIコクサイ株」と「上場MSCIエマージング株」の開発土壌

これからの日興アセットマネジメントのETF開発

ページTOP
戻る

日興アセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長[金商]第368号
[社]投資信託協会会員
[社]日本証券投資顧問業協会会員


[c]nikko am